prime52729masaのブログ

建築や街の身近な話題を取り上げたいと思っています。

「KENNTEN`2017」

今月の8日、9日の2日間にわたりインテックス大阪で開かれていた建築材料・住宅設備総合展’KENTEN2017’に行って来たのでで、例年通り、その報告と印象をまとめてみよう

と思います。例年この時期には事務局から招待状が送られてくるので、建築材料他最新の製品情報を実際に目でみて確かめる良い機会と捕えて、時間の許す限り足を運んでいます。今年は少しばかり様子が違う様に感じられたので、そのことも取り上げてみたいと思います。去年も書いたのですが、やはり環境関連の製品、工法の展示が多くみられたのですが、今年も同様にそういった展示は各種ありました。その中でも興味を惹かれたのは、外断熱工法左官仕上げ工法に関するものです。

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 ご承知の通り外断熱は内断熱よりもメリットが多いとされているのですが、実際のところ工法的にはサイディング以外には選択肢は無い様にように思われていました。今回のは外断熱をプラスチック製の専用の止めで固定しその上に通常通り左官仕上げを施すというものでした。基本的にどんな左官仕上げでも対応できるみたいで、木造・RC造を問わず、外壁仕上げの選択肢が増えたと感じられました。

実地に説明者に「対衝撃性は問題はないのか」聞いてみたところ、やはり物をあてたりすると凹んだり、穴があくことは否定できないとの答えでした。しかしながら木造住宅に関しても近年実績が上がっており、耐衝撃性試験成績も実施しているのでクレームは出ていないということでした。これからも外断熱の工法について新しい工法等があればブログ等でも取り上げていきたいと考えています。

 

それから、今回目に留まったものとしては泡風呂は従来からあるが、従来より細かい泡風呂の展示でした。実際に介護施設では入院患者の入浴用に好評だということでした。あまり自身で体を洗えない状態の人でも泡が細かいので皮膚の細かい部分に入り込んで洗うので人手をかけずに入浴ができる点は確かにメリットがあると思いました。新築でもリフォームでも対応できるそうです。装置を付けるのには実勢で20万位にまで下がってきているとのことでした。

 

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また、介護の関係する部分では隣の会場でサービスロボットの展示会があって、ついでにのぞいてみたところ、印象では建材の方より明らかに盛況を呈しているという風に感じられました。いわゆるアシストロボットの展示、ドローンの展示などにヴィヴィットな興味を惹かれました。